昆虫の飼育は、犬や猫などの哺乳類に比べると簡単で手間もあまり多くはありません。
カブトムシの成虫は、種類に関わらずほとんど同じ飼育環境で飼育することが出来ます。では、どのような用品を用意しておけばいいのでしょうか?カブトムシの成虫の飼育方法についてまとめました。
カブトムシといえば昆虫の王と呼ばれることもありますが、成虫になってからは短命な生き物です。平均寿命は交尾をしたかしなかったかでも異なり、交尾をした場合の方が寿命は短くなります。成熟してからの寿命は種類によっても異なりますが、最もポピュラーな日本産カブトムシなら寿命は2~3ヶ月です。
成虫の飼育に必要なものは飼育容器・飼育床・餌・止まり木の四つです。
飼育容器は、種類に合わせて適切な大きさのものを選びましょう。飼育床には広葉樹の完熟発酵マットを使います。餌は基本的に昆虫ゼリーを与えます。止まり木は、引っくり返ったカブトムシがつかまって起き上がるのに使います。10cmくらいの大きな木片を入れてあげましょう。
幼虫の飼育では飼育容器と餌が必要です。餌は広葉樹の完熟発酵マットを使ってください。
クワガタムシは、種類によって気性や性質が異なる昆虫です。
温厚で大人しいオオクワガタや、気が荒くてメスを殺してしまうことも多いヒラタクワガタまで、性質は様々です。
寿命は長く、オオクワガタなら3年以上生きることが多くあります。ノコギリクワガタ・ミヤマクワガタは比較的寿命が短く、3~6ヶ月ほどの寿命です。
クワガタムシの飼育に必要な用具は、カブトムシとほとんど同じです。一点異なるのは、クワガタムシは木に幼虫を生むため産卵木が必要だということです。産卵木には、キノコ菌などで朽ちかけた木を水でふやかし、ドリルで穴をあけて産卵が出来るようにして入れてあげます。